卒業式-こぶし満開 [次男Y]
卒業の日の学校のこぶしの木
-Yの卒業文集の作文より-
「中学校の思い出」
中学校の思い出と言われても、なかなか思いつきません。
今までぼんやりと過ごしてしまったから気づかなかったのか、
本当に思い出が無いからなのかよく分からないですが。
強いて言うならサッカーと友達だと思います。
(中略)
しかし自分は諸事情により学校を長い間、休んでしまいました。
休んでいる間、色々な事がありました。
友達が尋ねてきてサッカーに誘ってくれる事が何回かありました。
メールをしてくれる人もいました。
友達に会う為に、そして何より自分と家族のために学校に戻りました。
今、自分は受験勉強をやっています。
この作文が文集に載る頃には、高校受験に合格し、楽しく過しているだろうと思います。
自分は、忘れっぽい上に、空白の時間がある為、中学校生活の思い出は乏しいものです。
しかし、忘れられない思い出はあります。
本気で辞めようと思ったけれど、我慢して続けたサッカー、
凡そ十ヶ月間、居なかったにもかかわらず、何事も無かったかのように
普通に接してくれる友達、
休んでいる間、毎日、配布物を届けてくれた元担任の先生、
そして、自分の事をちゃんと評価してくれた現在の担任の先生、
数学の解らない箇所を教えてくれた先生。
今は、枯れてしまったけれど、
庭に植えて水をやりつづけて沢山生えたエメラルドグリーンの苔、
餌を燈籠の上に置くと、毎日のようにきてくれたヒヨドリ。
みんな、心から感謝しています。
ありがとうございました。
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学校に行かなかった10ヶ月間の中で、気持ちが回復していった時、
Yはよく、庭に出ていました。
自分で植えた苔を大切にして、それが緑色に茂ってくることを辛抱強く、
また、心待ちにしていました。
ヒヨドリに餌をやることも欠かしませんでした。
でも、Yがこんなに、苔やヒヨドリに心を支えてもらっていたなんて、
私は知りませんでした。
エメラルドグリーンの苔とヒヨドリに「ありがとう」!
と書いたYの心の内を読んだ時、
私は、胸がいっぱいになってしまいました。
ありがとう、ヒヨドリ。
ありがとう、苔。
ありがとう、蟻。
ありがとう、森。
ありがとう、先生たち。
ありがとう、沢山の、Yの心やさしい友達。
Yは、今、高校生活の第一歩を踏み出しました。
次男Y、高校入試、合格っ! [次男Y]
本文と関係ないけど…玉虫です。
クローゼットからの再出発をした、次男Yが都内私立高校に、合格しました
良かった。(お手数ですが、バックナンバー"次男の真実-クローゼットからの脱出"を参照ください)、
試験の翌日の発表前には、いつの間にか、「駄目なんじゃないか…」と
不安のぶ厚い黒雲に、覆われてしまった、次男Yは、
大げさではなく、首が90°ぐらいの角度で、前に垂れ下がっておりました。
「大丈夫、大丈夫だよ」
「私は信じてるから」
「万一、だめでも、ぜ~んぜん、心配いらないよ。他の学校、行けばいいじゃん」
一生懸命に、励ましても、次男Yの耳には、な~んにも聞こえていないのでした。
(ちっ、しょーがねーな~)
合格発表を見に行くのは、そう言えば、自分の大学の入試の時以来だな~、
なんて、なんだか、どうにも気楽な私。
ちっとも、ドキドキもしませんでした。
だって、胸騒ぎもしないんだもン。
「ぜったい、だいじょーぶ!」
ざーっと、受験番号を見て、
「あたっ!1309番」
ほらね、やっぱり、受かってる。
サッサと、書類をいただいて、お祝いの花束と、学校の地元のたい焼きを買って、
家路に着いたのでした。
おめでとう、Y!
クローゼットからの出発という、大きなハンディを挽回して、本当に良くがんばったね。
母は、きっと、卒業式で、本人よりも、誰よりも、大泣きをしてしまって、わ~んわ~ん
恥ずかしいことになってしまうでしょう。てへっ
やっぱり、本文とは、関係ないけど…カミキリムシ、です。
なんで、こんなに宿題をだすかなー [次男Y]
なんで、こんなにいっぱい、クソ面倒なテーマの宿題、だすかなー
「税金について」
「ゆたかさ」について
「地球温暖化について」
「実験を伴う理科の研究」
「子供のための手作りおもちゃ」
「読書感想文」
これ、今年の夏の宿題のうち、ドリルや問題集などをのぞいた、いわゆる、『面倒な』文化祭向けの発表ものの宿題です。
中3の受験勉強だけでも大変なのに、この宿題の出しようは、どうだ。
我が次男は、10ヶ月不登校というハンデもあり、いわゆる勉強をするので精一杯なんです。
ですので、これらの研究ものは、み~んな私がやっちゃったの。
いけないとは、思いつつ、実験と「税金」を除けば、お茶の子さいさい、だもんね。
ほんとは、もちろん、自分でやった方がいいのは、分かってるって。
ただね、時間がなかったの。
不登校だったからね…。
先生ごめんなさい。
行きましたとも!!学校に。 [次男Y]
次男は、夏に決心して、休み明けに、決めてきましたともさ
どうだい、どんなもんだいっ
学校の先生なんか、へのつっぱりにもなりません。
見よ!この、母の熱きサポート!