20歳あなたへ [長男D]
子供が大人になる! [長男D]
皆さん! 発表します!
もうすぐ、私の長男がなんと、20歳になります。
あのほっぺのまるまるした、 髪の毛の先まで、ビシバシ元気な、
オモロイ左利きの男の子、の長男が
ついに、大人になるのです!!
さあ、大変!
まだ、人間としてのしつけも行き届かぬまま、大人になってしまいます。
20歳になるまでに、身につけておいてほしかった常識のリストには、
(って、ズボラな私にそんなリストはないのですが…テヘヘ)
ほとんど、チェックが入っておりません!!(ないんだから、そりゃそうだ)
息子が成人になることの、誇らしいことと、寂しいこと。
母の願いはただひとつ。
幸せに、なるんだよ。
P.S. 20歳の誕生会、どこでしようかなぁ~。
P.S. 彼は、イタチをまだ飼っています。
P.S. 最近、彼には、可愛い彼女ができました。
左利きの不思議 [長男D]
彼の父親も、左利きである。
彼の父親の母親(おばあちゃんだよ)も、左利きである。
しかも、3人とも、私にしてみれば、非常に、変わった人物である。
左利きは、遺伝なのだろうか…。
長男の小学校時代の友人父子も左利きで、しかも、変人だった…。(勝手な決めつけである)
長男は、小学校1年生の「遠足のしおり」をすべて鏡文字で、仕上げて持って帰ってきた。
すべての文字が、鏡文字だったので、私はとにかく焦った。
そういうものを見たことがなかったので、「この子の頭は、どうかしてしまったのではないか…!!」と、本気で思ったのだ。
あとで、調べてみて、納得がいった。
左利きの人は、時として、鏡文字を書くものなのだそうだ。
かの、レオナルド・ダ・ヴィンチも、研究に鏡文字を使っていたりするのは、有名な話だ。
だからと言って、長男が、(または、左利きが)天才だとは、勿論、限らない。(当たり前だ)
その「当たり前のこと」が、すんなりと分からないのが、左利きというもんだ。
長男は、常に「天才」と「愚鈍」という幅のある自己診断の間を、左端から右端へと振り子の針を振り切って生きている。
見ていて、本当に、こちらが苦しくなる。
が、本人は、エネルギーに満ち溢れている。
左利きの脳をもっているからではないか、と思う…
イタチの世話は大変だぁ! [長男D]
長男はフェレットを2匹飼っている。
雪のように白くて可憐な「うなちゃん」と
私のコートのえり巻そっくりで、ちょっとおバカな「びく」。
とにかく勝手に2匹どこぞから、もらってきたので、
絶対に私は面倒を見ないことになっている。
だから、長男は自分の部屋で、ひとり世話をしなければならない。
なかなか、エライ子である。(でもないか)
2匹もいるものだから、やっぱり、どうしても、臭い。
そこで長男は、部屋でインド風の香をしょっちゅう、焚く。
すると、みんな燻されて、
長男もとなり部屋の次男も、そばに来ると香のかおりがぷうんとする、
お姫様のように香をたきしめた、へんな中高生兄弟ではある。
夏休み前、期末テストの時、長男にフェレットの世話を頼まれた。
しょーがないので、3日間だけ!という約束で引き受けた。
「勉強に専念したいから」などと、殺し文句を言われれば、親などチョロイモンです。
ウンチやらなんやらを片付けて、
清潔にしなければならない!
動物と言うのは、因果なもので、食べ物を食べちゃー、ウンチをし、おしっこをし、
また食べる…
人間も然り。
私は、疲れてくると、いつも、よく思う。
なんで、1日に3回も、ご飯を食べなければならんのだ。
どうして、1日に1回ではいけなかったのだろうか。
まったく、面倒くさいったらありゃしない。
1回でいいではないか。
そんなもんだから、フェレットの世話なんか、面倒で、面倒でしょうもなかった。
が、しなけりゃ、臭い。
しても臭いけど、しないと、なお一層、臭い。
清潔好き(な方)の私は、いやでもなんでも、イタチどもの世話をしなければ
おちおち、息もできない。
その3日間のつらいこと、つらいこと。
期末試験が終わるのが、待ち遠しいこと、待ち遠しいこと。
ああ、イタチの世話なんか大嫌いだぁ。
本当のことを言うと、子供の世話もあんまり、好きではない。
あんまり、大きな声じゃあ言えないけどね。
では。
コ、コドモが…!2 ~妄想と現実の間で~ [長男D]
このまえ、「楽しい妄想」のおはなしをしました。
いい気分でいると、まるで、バチがあたったかのように
またまた、長男が、とんでもないことを言い出すのです。
長男は、高2で、いろいろなことをやってくれちゃってますが、
まじめな青少年です。
(本人の名誉のためにいってあげるのだ)
遅刻もせず毎日通学し、勉強にはげみ、成績だって悪くない。
彼女ひとすじで、もうすぐ1年になろうか。
その長男が、暗い面持ちである夜、私に言った。
「実は、HIVの抗体検査をしたい」
え"------っ!!だよ。
なんのことはない、以前につきあった女の子が
結構、遊んでいるような感じがするので、
心配だ、というのだ。
「まっさかぁー」
「必要ないでしょ」
3時間ばかり説得したが、どーしても、
「いくのだ」と言う。
そうしなければ、心配で勉強に手が付かない、と。
しょうがない、気がすむようにしなさい。
と、言うしかないでしょ。
とある保健所にいくことにしました。
学校を休んで…。
(ああ、これで皆勤賞もなくなったな。あんなに、がんばってきたのにサ…)
幸い、なんでもなかったと、仕事中の私に、メールで
絵文字のVサインを送ってきました。
あ"~、ぢかれだ~。
妄想どころじゃないよ。
母に、現実は、キビシー!!のだ。