トランペットを吹いています… [私Mの日常]
トランペットを吹いています…
みなさま、おひさしぶりです。
…と言っても、「孤島の独り言」みたいですが…
ブログを更新しなくなって、1年が過ぎてしまいました。
清志郎が亡くなって、1年。
私は、自分用の「長い長いお別れの物語」を、心の中で、作っていました。
先日、Blues Alley Japanの「木村くんと梅津くんと三宅くん」
というライブに行ってきました。
憂歌団のVo.木村さん、Sax.梅津さん、G.三宅さんの3人のライブ。
この日のライブは、私の「物語の最終章」のようなもの、と思っていました。
ですが、そんなこととは関係なく、ライブは、無条件で楽しかった。
三宅さんの「貧乏ワルツ」とても良かったです。
いつも、効率の良い金稼ぎに忙しいサラリーマンの私は、
美しくもやさしい、三宅さんの世界に
羨望と感動を感じずにはいられませんでした。
梅津さんのSax.とても良かったです。
想像したよりもっと、暖かく繊細な演奏。
「ライブに来て良かった」と思わずにはいられませんでした。
ところで…
唐突ですが、私、この頃、トランペットを吹いています…
昨年の暮れに始めたのですが、今「君の瞳に恋してる」を練習中。(照れる)
いつか、Sam & Daveのバックみたいに
♪Oh, No!~ I'm comming! ~♪ と 吹くのだ、と夢見ています。
勿論、思うようにはいかず、自分の指にイライラしたり、
楽器のせいにしてみたり…で、遠い夢のように、感じられます。
(なんたって、「君 瞳 楽譜通りの合奏」も、おぼつかないんですから…)
でも、きっと、いつか… ♪ ~
久々のログ更新でした。
さようなら、清志郎 [私Mの日常]
RCサクセションの忌野 清志郎が、亡くなった
清志郎は、私にとって長年の"アイドル"だった。
◇
RCサクセションを初めて見たのは、 中学生3年生の時だった。
目黒の「杉野講堂」というところで、フォークコンサートがあって、
どういういきさつか、私は一人で見に行った。
コンサートは、あまり面白くなかったけれど、
RCサクセションというバンドをひと目で気に入ってしまった。
バンドの生意気な感じも、私の心にぐっときたし、
「僕の好きな先生」も良かった。
なにより、清志郎が、すごくキュートで、
ティーンエイジャーの私のハートは、すっかり清志郎の虜。
◇
デビューアルバム「初期のRCサクセション」を買った。
LPレコード・アルバム - "初期のRCサクセション"
清志郎を追いかけて、
小さなライブハウス渋谷の「じぁんじぁん」に足しげく、通った。
「じぁんじぁん」では、当時、"RCサクセションの夕べ"の前座が、
アンドレ・カンドレ(=井上 陽水)だったり、
RCが、古井戸(仲井戸麗市が後にRC入り)の前座だったりした。
◇
このころには、私はちょっとした、グルーピーで、
演奏が終わっても、清志郎に会いたい一心で、
いつまでも、客席でウロウロしてた。
(そんなこと、ある訳ないのに…。ティーンとしては、それが精いっぱい。)
◇
RCのマネージャーが、いつの間にか、話しかけてくれるようになった。
「だめだよ、あんまり遅くまでいちゃあ。」とか…
「今度、○○○で公開ライブするよ。」とか。
◇
このマネージャーは、何を思ったか、私に、
清志郎の国立の自宅の電話番号を教えてくれた。
(この方は、もしかすると、後に急死されたマネージャーの
ヒッピーと呼ばれる人だったのかもしれない。)
◇
私は、清志郎に電話をした。
お母さんがでてきて「あ~ら~ごめんなさいね、でかけてるのよ。」とか。
「あ、まり子さん?」 などと、
(きっと、彼女でしょう。「まりこ」という美しい歌もある)
人違いをしたり。
なんだか、気さくそうなひとだった。
◇
電話は、清志郎につながる。
◇
「君は、どこに住んでるの?」
「ブルジョワだな」
無口な清志郎が、もっと無口な私に、話しかけてくれる。
話すことが無い時は、清志郎は、電話口で、ギターのフレーズを弾いたり、
キーボードを弾きながら、ポツリポツリとしゃべる。
◇
それは、美しい音を聞きながら、私は受話器を握り締めた。
「カトリック・ミッションスクールの女子高校生!?、ふんっ、ブルジョワの娘だな!」
「卒業したらどうするの?」 「大学行くの…」
「A学?優等生だな」
私は、美しいギターやキーボードの音と、清志郎のかすれた静かな声を聞いていた。
◇
「今度、会おうか」彼がそう言った。
◇
清志郎と井の頭公園でデートした。
すごく普通のデートだった。
手をつないで、池の周りを歩いた。
清志郎が、ぽつりぽつりと、しゃべる。
「君は、静かなひとだねー。」
(無口な清志郎に、『無口な人』と言われるほど、
あまりに子供だった私。高校3年生の卒業間近だった。)
◇
日が暮れてきて、月がでて、星が出て…
「もう、帰らなくちゃ…。」と、高校生の私。
◇
清志郎は、私を、自宅近くの駅まで送ってくれた。
振り返って、手を振ると、手を振り替えしてくれた。
すごく普通な23歳の清志郎。
◇
記憶は、私の中に生きている。
清志郎の話す声や、匂い…。
私は、忘れない。
◇
「朝までいっしょに、踊りたい」と書いた私。
◇
渡米中の私の実家に、電話があった。
「まことさん、いらっしゃいますか。」
「どちら様ですか?」
「栗原といいます。」
「娘は、今アメリカにおりますが…」
「そうですか…」
長い時間をかけて、清志郎にさようならを言っている。
「さようなら、清志郎、今でも大好きだよ」
--- おわり ---
ボルサリーノ社製のソフト [私Mの日常]
ボルサリーノ社製のソフト - 通称"ボルサリーノ"
父は、ちょっとした〝洒脱者 ″ で、仕事でイタリアを訪れた際には、
皮手袋の専門店を訪れ、また、ボルサリーノ帽子店を訪れた。気障だね。
手袋を買う時のことは、よく家族の食事のときに、楽しそうに話してくれた。
美人の店員にすすめられるまま、貴族のように、サテンのクッションに肘をのせると、
店員は、父の手にピタリと合う手袋の箱を出してきては、
指のいっぽんいっぽんを手袋の指に、両手でしごきながらフィットさせて、
しわひとつよらずに、フィットするのを確かめては、いくつかの手袋をすすめた、という。
その話を聞いた頃は、まだ、子供だったので、「へぇ~」ぐらいしか、思わなかったが、
今になって思うと、父にとっては、なかなかにエロティックで、気分の良い買い物だったに違いない。
そして、ボルサリーノのソフト。
この写真のボルサリーノは、亡き父愛用のボルサリーノ。
ボルサリーノとくれば、皆さんは、ジャンポール・ベルモンドとアラン・ドロンかもしれませんが、
私にとっては、絶対なぜでも、ボギーことハンフリー・ボガート。
父は、彼をまねたきらいがある。というか、憧れ、お手本、だったかもしれない。
そして、事実、ほんのちょっとだけ、似たところがあった。見た目も、心意気も。
父は、黙して語らず、強い者にはより強くあたり、弱い者にはどこまでも優しく、
女子供が大好きで絶大な人気を博し、待つことに対して非常に我慢強く、
ついでに、強運の持ち主だった。
ああ、こんな風に書くと、きっと皆さんは、こう思うでしょう。
「エディプス・コンプレクス」だ。
とにかく、父は、秋冬は、ボルサリーノのソフト帽をかぶった。
そう、平成に亡くなるまで、冬はソフト帽、夏はパナマ帽をかぶっていた。
とてもよく似合っていて、かっこいい父は、私の自慢の父だったのである。
「21世紀を見」ることを望んでいたが、叶わなかった。
Shinjuku Skyscraper [私Mの日常]
柄にもなく、photographyしちゃいました。(by mobile)
あんまり、空が美しくて。
あんまり、ビルが美しくて。
自然に手が動いて、写真を撮っていました。
誰かに伝えたい、そう思わずにいられませんでした。
雲の動きが、案外、速いため、
目の前の高層ビルが、こちらに向かって倒れてくるような、錯覚。
何回も、楽しんでみました。
この写真で、その錯覚の感じが伝わるか。
かっこいい、New Yorkの写真みたく、撮りたかったんだけど。
デジカメが欲しくなった。
(持ってないんです、今時ね…ぇ)
EOSの一眼レフのデジカメね、サンタさん、おねがいっ!
Chiao!
George, 行ってきます ― ただいま、George. [私Mの日常]
George, I'm home!
(ヘタクソな写真でショーモないんですが、人の居るホームで撮るのが、ハズカシクテ。
もとより、写真初心者ですので、これで、精一杯。)
Honda Odysseyの CMを初めて見た時、目がくぎ付けになってしまいました。
完全に、持っていかれちゃいました。
「かっこいい・・・・・・、ジョージ・クルーニー・・・・」(ため息)
CMが数分で終わってしまうのが、口惜しいほど。
「もっと、続きを見せてくれぃ!!」
他のCMにTV画面が代わってからも、しばし、呆然。
な~んて、かっこいいんでしょう!
『いい男』をカタチにして、命を吹き込むと、ジョージ・クルーニーになる、
と言っても、過言ではない。(と、言い切っちゃう)
次男が、ぼそりと「かっこいいね、この人。」
男が見ても、かっこいい男なのだ。(一応、15歳の中学生でも、男ですから…)
懐かしい、The Bee Geesの"Stayin' Alive"をバックに
颯爽と歩くすがたに、私の目は釘付け、口は半開きでした。
(キャー、George, カッコイイ)と、こころは、そう叫ぶのでした。
出勤時は、JRの駅張りのHonda Odysseyの広告のまん前に立って、
電車の中から、 「George, 行ってきます…」
帰りに駅のプラットフォームに降り立つと、
「ただいま、George…」と、密かに『わたしのGeorge気分』。
でも、次男はこう断言した。
「こういう、かっこいい男って、日本には絶対、居ないね、。」
はい、まさに、その通ーーーり。 ・・・
兎に角、ねむらなくちゃ!(職場にて) [私Mの日常]
どうも、この数ヶ月、寝るのが遅くなって仕方ない。
遅いというか、夜明けまで、何ということもなく、グダグダ起きていることが多い。
いかん、いかん、と思うのだけれど、なかなか、眠る気にならない。
居眠りをしながらでも、ズルズル4時まで、起きて、それからシャワーを浴びて、寝る。
受験生でもあるまいに、私は一体なにをやっているのでしょう…?
さて、やっとこ熟睡がはじまる2時間後の、6時には、もう目覚まし時計が鳴って、朝が来てしまいます…。
朝が来れば、「起きなくては」と、起きて
洗顔、朝食づくり、子ども起こし、阿鼻叫喚の忙しい朝を習性でこなし、
気がつくと、な~んと、もう、電車に乗っかっちゃって、
あれよあれよと言う間に、職場の自分のデスクの前に立って、呆然としています…。
何と、馬鹿げた夜を過ごしたのだろう、自分でもがっかりします。
「よーし、今日こそ、早く寝るんだ!」とこの時、そう思うのですが、
夜中になると、また、ズルズル、ダラダラが始まって、
何をそんなに、がんばっているのだか、わけわからないんですけど、
また、寝ないんですよ、3時や4時まで。
何ですかね、これ。
眠いくせに、眠らないでズルズル起きてるって。
2時間しか寝てなくても、職場では、ちゃんと仕事やってます。
やらなくちゃ。そりゃ。仕事しに来てんだからね。
だけど、仕事から帰宅しても、家には家で、待ち構えている子鬼どもがいやがって、
あまり、夜遅くまで、バイトだ、彼女だ、ギターだ、就職だ、受験だ、模試だ、塾だ、文化祭だ、
飯だ、おやつだ、ジュースだ、Tシャツだ、ジャケットだ、くつしただ、パンツだと、
やってほしいこと、聞いてほしいこと、笑ってほしいこと、世話してほしいこと、
おなかを満たしてほしいこと、 懐みたしてほしいこと、たんすを満たしてほしいこと、
という具合に、攻撃の手をゆるめないので…。
いつも、色々なことをいっぱい、いっぱいやってきたので、ちょっと、おかしくなってしまったのでしょうかね。
でも、兎に角、今日は、本当に眠くて…
さっきから、機嫌が悪くて、周りのひとにツンケンしております。
なんだか、無性に腹が立ってしょうがないんだよね。
「つべこべ言わずに、文句あんなら、自分でやれよ!」
「いつもこまかい事ばっかり、いいやがって、うっせーなぁ!」
「この小心者がぁ!!」とか、めっちゃ言っちゃいたい自分が、
ここに居りまする。
それ、気をつけろ。口は災いの元じゃ。
そうだ、寝ちゃおうっと!
ボスもさっき出かけたことだし、そうよ、ここ(職場)で寝ちゃうのよ!
兎に角、眠らなきゃ。
兎に角、眠らなきゃ。 おやすみなさい。 (職場より)
同窓会だった!!おっと、忘れてたぁ! [私Mの日常]
あんまり、いつもいつも、忙しいもんで、今日が同窓会だったのを忘れてたぁ!
な~んたって、長男は、超自分勝手で、気ままで、我ままな、左きき20歳♂
の標本にしたいような人物だし。ハイ…
次男は、前頁にあるとおり、私には、難解で、不可解で、心配な14歳。しかも、受
験目前ときている。
そりゃ、「はいはい、行きます!」と、返事を出した30年ぶりの同窓会だって、忘れ
ちゃいますよ。
家で、子鬼ども不在の、わずかな時間をぬって、のんびり居眠りでもしようか、と
思ったその時、電話がかかってきた。
「あれー?!ちょっと、家にいるみたいよー!」と電話の向こうで、不作法な物言
い。
私は、憮然として、「どちら様ですかっ?」と、ものすごく感じ悪く応対する。(こうい
う時、単純な性格な分すごく、感じ悪くなる)
「同窓会、来るって言ってたよねー。もう、始ってるんだけど...」
(ああ~っ!しまった、忘れてたぁ...。もういいや。)と心の声。
「ねぇ、今、始ったばかりだし、○×△(私のニックネーム)の家からすぐでしょ、こ
のレストラン。いまから、すぐいらっしゃい! ええい、来なくても1万円の会費は、
貰うわよ!」
「分かった!今すぐ行くから待っててぇー!!」
はい、30分後には、同窓会に参加しておりました。ハァハァ…
見回すと、みんな、マダムのように、美しくも堂々たる威厳。
会社経営のマダムあり、海外から一時帰国の国際結婚キャリアウーマンあり、
歯科医婦人あり、パイロット婦人あり、スタイリストあり、フラダンスに夢中の主婦あり etc.
人生長くなってくると、本当に、色々になってくるもんだなぁ、
とバツイチ息子2人七転八倒型職業婦人母兼父(私の肩書はスゴイよぉ!)
の私は、思った。
とにかく、30年ぶりに会って、ひとまず、楽しかった。ハァハァ…
そう言えば、昨日が離婚記念日で、今日は結婚記念日だ [私Mの日常]
会社の同僚の友人が、今週末に結婚式を幕張のホテルでするという。
微妙に東京からは遠いし、ドレスアップするには寒い。
「年末に結婚式なんかしないでほしいよねー」
「うん、うん、そうだよねー」
などと話していて、あれ???
誰だっけ、いたなー、このころに結婚した人…、
あ``ーっ、自分じゃん!!!
やだー!!!
すっかり忘れてたぁー。
12月18日に結婚したんだよね、私。 24年も前の事だけど。
で、しかも、12年前の昨日、12月17日には、離婚もしていました。
しみじみと自分の歴史を振り返っちゃったよ。
忙しくて、すっかり忘れていました。
ま、忘れたって、削除済み【Deleted】だから、かまわないけど、ね。(あ、さびしー)
そんな、こんな年の暮れです…
あらら、わびしくなっちゃたよ、あ~あ~…